どんな料理か
仙人掌冰(サボテンアイス)は、台湾海峡に浮かぶ離島の県、澎湖の名物です。海岸沿いに生える、平たい茎のウチワサボテンの実で味をつけています。実の色で赤紫になり、甘酸っぱい味がします。やわらかいシャーベット状の氷のほか、アイスクリームやジェラート、かき氷、アイスキャンディーとしても売られています。
生い立ち
このサボテンは澎湖原産ではありません。メキシコから西インド諸島にかけての地域が原産で、1645年にオランダ人が島に植えたと言われています。地元では熟した実を「澎湖の赤いリンゴ」(澎湖紅蘋果)と呼びます。
アイスのほうはずっと新しいものです。易家では、易鄭秋枝さんが考えたものだとしています。一家の話によると、2020年からさかのぼって三十年ほど前、息子の易英信さんが学校の自然観察で、後寮小学校の近くにサボテンの群生を見つけました。母の日の直前だったので、母のために実をいくつか摘んで帰ります。母親が地元の薬草茶、風茹茶を売る屋台にその実を並べるとすぐに売り切れ、それで氷菓にしようと思いついたといいます。
今では澎湖の多くの店が独自のものを作っています。2020年にはコンビニチェーンが澎湖のサボテンのソフトクリームを発売し、需要が増えて島の実が足りなくなりました。
作り方
実には細かいとげが隠れています。易英信さんはサボテンのとげで実の上部に切れ目を入れ、種のかたまりを包んだやわらかい果肉を絞り出します。彼によれば、緑の実は甘く、赤い実は酸っぱいそうです。熱を加えると色が損なわれ、100°Cで6分煮ると茶色になります。馬公のある店は、サボテンのタピオカを作るために果汁を26倍に煮詰め、乾燥させて粉にしています。この店のアイスクリームは果汁、水、砂糖だけで作られています。
食べ方
澎湖の夏のおやつです。易家のアイスはシャーベットとアイスクリームの中間くらいの食感で、タロイモが添えられます。かき氷タイプには、サボテンのジャム、サボテンのタピオカ、アイスクリームがのります。仙人掌汁(サボテンジュース)や、サボテンのあんが入ったケーキやクッキーも探してみてください。
台湾各地では
- 離島
- 澎湖は仙人掌冰の本場です。易家の店は澎湖跨海大橋の向かいにあり、今は創業者の息子が切り盛りしています。23.5掌上明珠(23.5 Zhangshang Mingzhu)はサボテンのアイスクリームと自家製のサボテンのタピオカを作っています。


